鎌倉もののふ風土記-鎌倉のハイキングコース

鎌倉もののふ風土記-鎌倉のハイキングコース

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鎌倉ハイキングを堪能するのならば、おすすめのコースは鎌倉一周ハイキングコースです。

長谷駅からスタートし、極楽寺坂(切通)を極楽寺駅方面へ歩き、稲村ヶ崎小学校の脇を通って北上し笛田方面へ歩いて行きます。
つづいて、バス停「打越」へ出たら次は大仏坂(切通)を歩いて大仏坂ハイキングコースへ向かいます。
源氏山まで大仏坂ハイキングコースを歩き、源氏山まで着いたら葛原岡神社の脇を通って葛原岡ハイキングコースで北鎌倉へ向かいます。
浄智寺に着いたら次は明月院方面へ歩き、明月谷ハイキングコースから天園ハイキングコースをめざし歩いて行きます。
天園ハイキングコースに入ったら道なりに進み、瑞泉寺まで行きます。瑞泉寺からは浄妙寺方面まで歩き、犬懸から衣張山ハイキングコースに入ります。名越坂(切通)を抜けて、小坪ハイキングコースを歩いて飯島へ出て終了。

これで鎌倉をほぼ一周です。

 

六国見山ハイキングコース

六国見山ハイキングコースは、高野台登山口から六国見山をとおり明月院側登山口までのコースです。
明月院側登山口からは、明月院へ抜けることも建長寺方面へ天園ハイキングコースへさらに入っていくこともできます。
大船駅から常楽寺・多聞院などを参拝してから高野台登山口へ移動する場合が多いですが、高野台(六国見山森林公園)にはいくつかの登山口があります。高野切通か長窪切通のいずれかを通って、バス停の高野台ロータリーから入るのがおすすめです。
海抜147mの六国見山展望台まで登れば、相模国をはじめ武蔵国・安房国・上総国・下総国・伊豆国などが見えることから六国という名がつきました。山頂には明治28年(1895年)に建立された浅間大神の石碑があります。もともとは瑞鹿山(みずしかやま)といわれ、円覚寺の山号・瑞鹿山(ずいろくさん)として残っています。
元亨3年(1323年)ころに成立した『円覚寺境内絵図』に「六国見」と記されているのが資料上の初見です。

高野切通・長窪切通については鎌倉七口ページをご参照ください。

 

紅葉ヶ谷(獅子舞谷)ハイキングコース

永福寺ハイキングコースともいわれます。もみじ谷・もみじが谷・獅子舞ヶ谷など様々な呼ばれ方があります。

鎌倉駅からバスなどを利用する場合は「大塔宮」行きのバスに乗り、終点の鎌倉宮から二階堂川沿いの永福寺へ歩き、さらに永福寺から獅子舞の谷をへて天園の休憩所までのコースです。
紅葉の時期はおすすめです。

 

円海山ハイキングコース

円海山ハイキングコースは、円海山周辺の登山口(瀬上市民の森・氷取沢市民の森・峯市民の森など)から鎌倉天園へ向けて歩いて行くルートです。

登山口はいくつもありますが、大きくわけて瀬上市民の森か氷取沢市民の森のいずれからか入るコースです。
瀬上市民の森からの場合は、上之町の光明寺から馬の背休憩所もしくは白山神社・馬頭の丘休憩所を目指すコース。港南台方面から入る場合は県立横浜栄高校(上郷高校)から瀬上池をへていっしんどう広場もしくは大丸山を目指すコース。港南プール近くのバス停「港南環境センター前」からひよどり団地・いっしんどう広場をへて大丸山を目指すコースなどがあります。
氷取沢市民の森からの場合は、バス停「氷取沢」からふじづか休憩所をへていっしんどう広場を目指すコースと、なばな休憩所もしくは氷取沢小川アメニティ沿いからおおやと休憩所をへていっしんどう広場方面を目指すコースなどがあります。
また、以前は峯市民の森からも峰せせらぎ遊歩道をへて円海山へ通じる山道がありましたが、現在は一部私有地のため通り抜けられなくなっているそうです。

 

金沢ハイキングコース

金沢ハイキングコースは、金沢方面(金沢文庫の能見堂緑地・釜利谷市民の森・金沢自然公園)などから鎌倉天園へ向けて歩いて行くルートです。

能見堂緑地は金沢文庫駅から能見堂跡・不動池などをへて鎌倉天園を目指すコースです。六国峠ハイキングコースという名称もあります。
釜利谷市民の森からの場合は、バス停「市民の森入口」から鎌倉天園を目指すコースとなります。
金沢自然公園からの場合は、バス停「夏山」から浅間塚広場などをへて釜利谷市民の森ルートへ合流し、金沢動物園の側の尾根道を通って鎌倉天園を目指すコースです。
関谷奥見晴台辺りで円海山ハイキングコースと合流します。

円海山・金沢ハイキングコースともに、金沢市民の森・横浜自然観察の森を通って鎌倉天園へ行くことになります。

 

天園ハイキングコース

鎌倉の北東をとり囲む山々、鎌倉アルプスの尾根は、かつては修験道のための道でした。
いまも深山の雰囲気をたたえています。
建長寺から最高峰の大平山をへて瑞泉寺にいたるおよそ4km、3時間ほどのコースで、相模湾や富士山を望む風景、数々の旧跡に出あうことができます。
起点は建長寺境内の最奥にある半僧坊(建長寺の鎮守)です。
すぐ上の勝上献展望台からは鎌倉市街と海を一望できます。
閻魔大王など三体が彫られた十王岩をへると、本道と覚園寺道に分かれます。
覚園寺道には鎌倉随一のやぐら群「百八やぐら」があります。
本道に戻り、上り下りの険しい坂をへて、標高159.2mの大平山へつながります。
天園とはこの一帯をさし、休憩所の上方にある崖からは、ほぼ360℃のパノラマが楽しめます。
天園は安房国・上総国・下総国・武蔵国・相模国・伊豆国の六国を望むことができたため、六国峠ともいわれてきました。
休憩所から貝吹地蔵・奥津城やぐらをへておよそ30分でコースの到着点である瑞泉寺にいたります。
瑞泉寺からは、さらに大江広元の墓・弁才社・明王院をへて金沢街道へいたるルートがあります。

 

葛原ヶ岡・大仏ハイキングコース

北鎌倉の浄智寺から長谷の高徳院の鎌倉大仏まで、鎌倉の北西を囲む里山を歩くコースです。
およそ3km、1時間半ほどです。
鎌倉の名跡と自然を存分に楽しめます。
起点は浄智寺脇の道をしばらく進んだ山裾にある石段です。
山道に入り天柱峰碑まで登ると鎌倉市街を見渡せます。
険しい山道を行くと葛原岡神社にいたります。
周辺には藤原仲能の墓・日野俊基の墓・瓜ヶ谷やぐらなどの旧跡が点在します。
源頼朝像がある源氏山公園からは二手に分かれ、左下の急坂は銭洗弁財天宇賀福神社と佐助稲荷神社をへて鎌倉市役所通りにいたり、右上の道が鎌倉大仏へといたるコースで、5分ほど行くと鎌倉の町並みと海を一望できます。
舗装道が途絶え山道にいたり、大仏ハイキングコースの標識に沿って進むと、アップダウンの尾根道がつづきます。
緑に包まれ、木の根が階段状になった急坂を下るなど深山の自然を満喫できます。
長谷トンネルの上を越えると、やがて大仏切通です。
ここから5分ほどで鎌倉大仏に対面できます。

 

祇園山ハイキングコース

鎌倉市街東の祇園山をたどるおよそ1km、30分ほどの手軽なコースです。
起点は北條高時一族が最期を迎えた東勝寺跡です。
向かって左奥には腹切りやぐらがあります。
そこから山道を30分ほど行くと、祇園山展望台にいたります。
山頂から壁に沿って険しい石段を下ると、鎌倉最古の厄除け神社として知られる八雲神社の境内にいたります。

 

駒立山ハイキングコース

駒立山ハイキングコースは、藤沢駅から江ノ島駅へ向けて江島弁才天道に並行した山道のコースです。
駒立山・石籠山・赤山・目白山・龍口山(片瀬山)をへて江島へ通じていましたが、現在は山道としては駒立山のみが残っています。
新林公園で渡内や柄沢から移築された福原邸・小池邸を見学してから、川名大池を見て、駒立山へ入るのをおすすめします。天気がよければ見晴台で江ノ島や富士山が一望できます。
山道の最終地点は片瀬山北公園です。
江ノ島までは江島弁才天道を通って行きます。救法教寺跡(岩谷不動)・泉蔵寺・上諏訪神社・密蔵寺・本蓮寺・常立寺・龍口神社・龍口寺などのほか、庚申塔や道標など各所に見ることができます。

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