鎌倉もののふ風土記-鎌倉の観光

鎌倉もののふ風土記-鎌倉の観光

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鎌倉は、江戸時代から寺社詣でや名所旧跡を訪ねる物見遊山の地として人々を惹きつけてきました。
首都圏にあって、気軽に散策できる古都としての魅力は今も変わりません。
また、現在では奈良・京都とともに日本の三大古都の1つであり、日本を代表する国際観光都市となっています。
地方からの修学旅行生や東京近郊の遠足や見学の生徒・学生も多いです。
流鏑馬神事や鎌倉まつり・鎌倉花火大会など観光行事が充実しています。
そして芸術館や美術館・文学館など、文化芸術都市としての魅力も備えています。
行政や市民は観光の町・鎌倉の充実に心をくだいています。
たとえば、鎌倉市は商工会議所などと一体となって、鎌倉らしいもてなしを実現すべく「ホスピタリティ推進運動」に取り組んでいます。
また、鎌倉市の教養センターで実施した「シルバーガイド養成講座」を修了した鎌倉市民らは「鎌倉ガイド協会」を結成し、自主的にガイドの養成も行い、各地からの観光客に鎌倉の歴史案内人として史跡・名所ガイドを行って、観光案内に一役買い活躍中です。
ほかにも平成16年(2004年)から、誰でも手軽に参加できる「鎌倉俳句&ハイク」という通年イベントがはじまり、鎌倉市内に俳句ポストが設置されました。
また車両渋滞や歩行環境の改善などのため、官民一体となって交通対策に工夫を凝らし、観光の充実に取り組んでいます。
平成13年(2001年)からはじまった「鎌倉フリー環境手形」は、フリー区間の電車やバスが乗り放題になり、同年にはじまった「パーク&レールライド」は由比ヶ浜や七里ヶ浜・稲村ヶ崎の指定駐車場から公共の交通機関やシャトルバスを利用して、鎌倉市の中心部へ移動してもらうシステムです。
ともに拝観料・入場料などの割引特典がつきます。

観光客数

平成8年(1996年)におよそ1960万人を観光客数は、梅雨明けの時期、花火大会開催の有無、春・秋の行楽シーズンの天候の影響を受け、毎年増加を繰り返し、近年では1800万から1900万人台で推移しています。
外国人観光客の姿は、鎌倉市民にとって日常の風景です。
鎌倉市は英語・中国語・韓国語・スペイン語・フランス語の観光パンフレットを配布するなど、外国からの観光客の便宜をはかっています。
平成22年(2010年)、年間の観光客数が最も多かったのは、鶴岡八幡宮のおよそ1000万人で、ほか、鎌倉海岸およそ230万人、銭洗弁財天宇賀福神社およそ100万人、鎌倉文学館およそ10万人、鎌倉国宝館およそ6万人などです。
おもに首都圏からの小グループによる日帰り旅行客が多いです。
季節的には年初1月の寺社への初詣客が一番多く、春から秋にかけて、秋の行楽シーズンにも多くなります。

姉妹・友好都市

鎌倉市は、国内外の都市と姉妹都市・友好都市提携を結び、文化・産業・教育の分野などで親交をはかり、市民の親善訪問を実施したり、物産展を開くなど活発な活動を行っています。
国内では山口県萩市・長野県上田市・栃木県足利市、海外ではフランスのニース市が姉妹都市、中華人民共和国の敦煌市が友好都市です。
いずれも風光明媚な自然豊かな都市であり、優れた歴史的遺産をもつという共通点があり、互いに交流しています。
最も早く姉妹都市となったのは、カーニバルで知られる保養地ニースで、昭和41年(1966年)のことです。


wikipedia「萩市」
「萩市公式サイト」
wikipedia「上田市」
「上田市公式サイト」
wikipedia「足利市」
「足利市公式サイト」
wikipedia「(フランス)ニース」
wikipedia「(中華人民共和国)敦煌市」

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